2000年 11月 5日

ハイレ・セラシエ皇帝の葬礼が終了

アディス・アベバ, エチオピア (ロイター) -- エチオピアの首都アディス・アベバで、故ハイレ・セラシエ皇帝の再埋葬の儀式が執り行われた。セラシエ皇帝の他界から25年後の葬儀となった。

セラシエ皇帝は1974年、軍の反乱によって失脚し、翌年に殺害された。遺体は当初、便所に近い場所の土中に埋められてコンクリートで覆われていた。

セラシエ皇帝を倒した軍事政権が1991年に追放された後、セラシエ皇帝の遺体は王家の霊廟の中に安置された。

しかしセラシエ皇帝は生前、アディス・アベバ中心部の Trinity Cathedral (三位一体大聖堂) 内に作らせた墓への埋葬を常に希望しており、今回ようやくその望みがかなった。

式には国外に亡命した皇族やラスタファリアンたちが、一般のエチオピア国民とともに多数参列した。

たとえラスタファリアンたちが、セラシエは神であるゆえ死にはせず、埋葬される遺体が他の誰かのものであると信じているとしても、 リタ・マーリーも式に参列するためにラスタファリアンたちとともにエチオピアにいた。