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2001年 2月 25日
Catch A Fire のデラックス版とは
ボブ・マーリー [Bob Marley]、そしてレゲエを世界的に広げる転機となった、ザ・ウェイラーズ [The Wailers] のアルバム Catch A Fire が、CD2枚組のデラックス版 (Catch A Fire: Delux Edition) となって 3月にユニバーサル/アイランドより再発される。
2枚組の片方は「ジャマイカン・バージョン」。
ジャマイカのスタジオで録音したままで、プロデューサー、クリス・ブラックウェル [Chris Blackwel] の手がまだ加えられていない、未発表のバージョンだ。
ブラックウェルは、ウェイラーズをロック・オーディエンスに対してオルタナティヴなアーティストとしてアピールすることを狙い、最終的にロンドンでロック・ギターとキーボードをオーバーダブ/リミックスして Catch A Fire をリリースした。
このお馴染みの最終リリース版が、2枚組のもう一方「ザ・リリースド・アルバム」だ。
「ジャマイカン・バージョン」には、リリース版に入らなかった All Day All Night と High Tide Or Low Tide が含まれている。後者は1992年リリースのボックスセット Songs of Freedom で聴くことができるが、前者は未発表。
どちらのディスクも新たにリマスタリング、「ジャマイカン・バージョン」はタフ・ゴングのエンジニア、エロル・ブラウン [Errol Brown] がリミックスした。
北米リリースは 3月27日の予定だが、日本語ブックレットを添付した直輸入盤は 5月3日発売とのこと。
嬉しいことに、あのZIPPO型ジャケットを模した仕様になるらしい。
なお、ユニバーサルとアイランドは、この "Deluxe Edition" の後も、続々とマーリー/ウェイラーズのリイシューを計画している。
5月には、テレビ映像集 The Ultimate Bob Marley をリリース。
6月〜7月には、アイランドの他のアルバム、
Burnin', Natty Dread, Live!, Rastaman Vibration, Exodus, Kaya, Babylon By Bus, Uprising, Survival, Confrontation を再リリースする。
そして 9月には Exodus: Deluxe Edition、
2002年2月にCD2枚組の Legend: Deluxe Edition をリリースし、
2002年4月にはアイランドのコンピレーション Legend, Rebel Music, Talkin' Blues, Natural Mystic をリマスタリングして再リリースする。
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