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「ハーダー・ゼイ・カム」監督ペリー・ヘンゼル氏死去
2006年 12月 11日
ジャマイカ人映画監督ペリー・ヘンゼル氏がジャマイカで亡くなったことがわかりました。この7年間、癌と戦っていたということです。70歳でした。 ヘンゼル氏は、ジャマイカ初の長編劇映画「ハーダー・ゼイ・カム」(1972年)を製作。主役のアイヴァン役に若きジミー・クリフを起用し、リアルなジャマイカのゲットーを描き出したその作品は、ジャマイカ人のためのジャマイカ産のジャマイカ映画として画期的なものでしたが、それだけにとどまらず、この作品をもって世界にリアルなジャマイカを知らしめ、またレゲエを広める火付け役となりました。 折しも先頃、ヘンゼル氏自身の監修によって高画質リマスタリングされた「ハーダー・ゼイ・カム」のDVDが発売されたばかり。そのDVDにはヘンゼル氏のインタビュー映像も収録されており、このインタビューのなかでヘンゼル氏は続編の制作への意欲もにじませていました。 ヘンゼル氏の偉業を称え、謹んでご冥福をお祈りします。 |