またまたちょっと固いけど、だいじなことだよ。
さー各党の主張をチェックしてみましょー。
◎ 自民党
議論をいつまでも続けていると、子どもたちの中で、
この国旗・国歌が悪いのかということになってしまう。
法制化できちっとすることは、21世紀を迎えるわが国として当然のことだ。
(森喜朗幹事長)
-- おばかまるだしですね。
まず、大事な事を決めるにあたって議論を尽くすのは好ましくないとおっしゃっているようですな。議会制民主主義の否定ですね。お話になりません。
次に、このひとは、君が代、日の丸を最初から「良い」と決めつけてるようです。だから「議論を続けていると子どもたちが君が代、日の丸は悪いのかと思ってしまう」なーんて心配してるんだと思うんだけどさ、じゃあ、なに? 子どもたちの価値観・思想・信条を統一したいの? あんたたちの価値観を押しつけたいの? それこそが大問題だと思うけどな。
最後に、21世紀を迎えることと国旗・国歌の法制化とはまったく関係がないっしょ。なに言ってんだか。
◎ 自由党
法制化によりやっと国際国家日本に名実ともになれる。
今世紀末になってやっと国家像が確立する。(扇千景参院議員会長)
-- 国家像に国旗、国歌の制定が必要なんでしょうかねー。
国旗、国歌が法律で決められていないと国際国家になれないんでしょうかねー。
おばかですねー。
んでまたなんで世紀末にこだわってるんでしょかねー。
これまた、おばかですねー。
◎ 公明党
日本のアイデンティティーにかかわる話だから、
個人的な感情で結論を出してはいけない。
国民がどう考えているかをよく聞いて態度を決めなければならない。
支持母体の創価学会には、君が代に反対意見が多く、支持者の声も十分聞く。
(坂口力政審会長)
-- 個人的な感情で結論を出してはいけないってのはあたりまえすぎる話だと思うけど、
総論としてはだいたい正しいと思う。
が、ちょっと抜けてるよー。
君が代と日の丸を法制化することについての慎重論だと思うんだけど、
君が代と日の丸以前にさ、国旗、国歌の制定がなぜ必要なのかを議論してないでしょ。
制定しましょうってとこから議論がスタートしてるところは、
最初から自民党の土俵に乗っちゃってるんだよね。
盗聴法んときもそうだったけど、公明党は考えが足りなさすぎ。
あと、支持者、創価学会の声だけじゃなく国民全体の声も聞いてね。
◎ 民主党
日の丸・君が代は国民に定着している。
しかし、法制化するとなれば、国民にいろいろな意見がある。
審議会を作るなどして、広い議論が必要だ。
国会会期末に、党利党略で法案を提出するのは不見識だ。
(菅直人代表)
-- うむ。まったく。不見識というか横暴というか。
日の丸・君が代が定着してるってのは、認めたくはないけどまあ事実ではあるのかなあ。
◎ 共産党
国民の討論抜きに、政府が勝手に国旗と国歌を決める権限はない。
国民的な議論を抜きにして、
今の国会の多数で決めてしまうのは民主主義に挑戦する暴挙だ。
(不破哲三委員長)
-- んーと、建前から言えば、国民が選んだ議員で構成される国会の多数で決めるのが
議会制民主主義なんで、それを暴挙だってのはちょっと言い過ぎだと思うんだけどね。
(議会制民主主義が必ずしも成功してるとは思わないけど、一応、建前として)。
だがしかし、今の自自公連立を国民が選んだか、さらに、国旗と国歌の法制化などという思想・信条の問題まで委ねるつもりで現議員を選出したかっつーと、それはノーでしょうな。
だから結論としてこの主張は正しい。
◎ 社民党
日の丸・君が代には、年代や歴史的な経験によって様々な思いがある。
思想・信条の自由の侵害にもつながり、多数決で決める話ではない。
国家主義的な動きを強く危ぐする。
(渕上貞雄幹事長)
-- まったくだす。