常日頃ケーサツとかを目の敵にして、ヤツら自身が起こす不祥事に目を光らせているワタクシですが、いましがた目にした不祥事のニュースは、不本意ながら、むしろちょっぴりあったかいキモチになったぞ。
大阪・堺東署地域課の巡査長さんが、一万円札を拾ったそうな。でも、自分が処理すると、落とし主が現れなかった場合の権利がない(大阪府のものになっちゃう)んで、自分で届けないで、知人女性に渡して届けさせたそうな。あんたが拾ったことにして届けて、落とし主が現れなかったらもらっちゃいなさいな、と。
もちろん公務員としての規律に反する行為ではあります。が、あえて言うなら、一万円札一枚くらいならその場でネコババしちゃうのが普通でない?むしろ。ねえ。
俺ならそうするなあ。ええ、そうしますとも。
純真無垢だった小学生の時分には、自宅前で小銭を拾って交番に届けたこともありますがね(それはどうやら自分の父親が落としたものだったらしいが)。そんな俺も、今ではもうすっかり汚れきってます。
なので、そんな汚れた自分に照らし合わせれば、知人女性を介したにせよ拾得届を出した巡査長さんはけっこう偉い!(笑)
そしてさらに、なんでそれが発覚したかといえば、その女性が拾得届に巡査長の名前を書いたからだとか。めっさ正直さんやん!(爆)
ケーサツ嫌いの俺も、(一応不祥事なのに)なんか好感を抱いてしまったニュースでした。このおまわりさん、おそらくは、かなり怒られたんだろうけど、居酒屋とかでなぐさめてあげたいかんじ。俺間違ってる?(^^)
ところで、なんで俺がケーサツが嫌いかっつーと、まあいろいろあるけど、一番大きいのはやっぱ交通取締りの不満。みんなもあるでしょ?ない?
でもまあ、そもそもは、取締りの根拠となっている道路交通法などの法が理不尽なのがいかんので、理屈を言うならば、責めるべきはケーサツじゃなく立法府ってことになるんですがね。(そう単純な話でもないので困るのだが)
で、それに関しても昨日、面白いニュースがありました。フランスの話ですが。
フランスの自動車雑誌の取材班に、大臣たちのクルマが次々と速度違反を押さえられたそうな。折しも、フランス政府は主要道路に違反取り締まりのためのレーダーを導入し始めたそうで、これがかなり反感を買っているようなんですが、大臣たちは「その(レーダーの)設置式典に遅れそうだったので急いだ」のだとか。
なかなかシャレが利いてるじゃあないですか(笑)