Jah Itagaki's REGGAE LIFE [日本版] ニュース
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2001年 2月 13日

絶好調のシャギー

昨年末頃からビルボード チャートを急上昇し続けてきたシャギー [Shaggy]。

シングル It Wasn't Me のヒットは、 シャギーの生まれ故郷(そしてもちろんレゲエの本場である)ジャマイカに飛び火し、 THE STAR TOP 40 チャートでは、12月29日付で CéCileChangez を押しのけてトップに躍り出て以降、1位の座を 5週間キープした。 (最新の2月9日付チャートでは George NooksGod Is Standing By にトップの座を奪われた)。

ビルボード チャートに目を戻してみると、 It Wasn't Me はそろそろとチャートを降りはじめているが、振り返ってみると The Billboard Hot 100 シングルチャートでは 2月3日付以降 2週間にわたって 1位を獲得。 Hot R&B/Hip-Hop - シングル&トラック チャートでは 6位(2月3日付)がピーク、Hot Rap シングル チャートでは 5位(1月20日付)がピークだった。

It Wasn't Me は下降の気配だが、しかしアルバム Hot Shot からのカット曲 Angel (Featuring Rayvon) が新たに The Billboard Hot 100 チャートを上昇し続けてきていて、現在のところ 9位につけている。 今後ジャマイカのチャートにも登場したり、日本でも It Wasn't Me と同様にプレイされるようになるのかもしれない(?)

アルバム Hot ShotRIAA から、 1月9日に 2プラチナ (200万枚売上げ) の認定を、 1月30日には 3プラチナ(300万枚売上げ)の認定を受けた。 そして 2月3日付 ビルボード Top R&B/Hip-Hop アルバム チャートで 1位を獲得。 次週(10日付)には 2位にダウンしたものの、 その翌週(17日付)にはすぐにまた 1位に帰り咲いた上、 さらに、ついにジェニファー・ロペス [Jennifer Lopez] を押しのけて Billboard 200 チャートでの 1位を獲得した。

シャギーは今回のヒットを引っさげて、 米・カリフォルニアで2月に行われる『第20回ボブ・マーリー・デイ・フェスティヴァル』のツアーのうち、2月18日のロングビーチ公演と 19日のサン・ディエゴ公演に出演する。

しかし…必ずしも好調なことばかりではない。 シャギーは「戦争」に挑まれた。 War という名のファンク・グループが、 シャギーの It Wasn't Me に彼らの曲からのサンプリングが(クレジットなしに)使われたと主張しているのだ。 その曲とは Smile Happy という彼らの70年代の曲で、 ストリングスと低音のホーンで構成された16小節のイントロが類似しているとのことである。

War はカリフォルニア出身のベテラン・ファンク・グループ。 オリジナル・メンバーはほとんど去っている。 このグループは(現在シャギーと仕事をしている)MCAレコードと仕事をしたことがあるようだ。


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